​　ここ２年間は、さんし音楽鑑賞会の代表幹事を吉澤さんに、お願いしていましたが、2020年４月からは、３班編成にして、輪番制で、月毎に、テーマを決めて色々なジャンルの音楽を鑑賞することになりました。１１月は、『アメリカ・ジャズの歴史と名曲・名プレーヤー』というタイトルで私（大橋）と野澤さんが担当して、アメリカにおけるジャズの発祥と各時代にヒットした名曲と名プレーヤーを紹介して、CDで、その演奏を鑑賞しました。ジャズは、ルイジアナ州ニューオリンズで、1920年代に生まれました。この地域は、元々、フランスやスペインが植民地として統治し、綿花の栽培が盛んでしたので、多くの黒人奴隷をアフリカから移民していました。フランスの軍楽隊がブラス・バンドを演奏し、黒人は、生活の疲れを癒すため、モノマネ的に楽器をいじっていましたが、スイング感のある演奏が芽生えてきます。　それから、その黒人ミュージシャンは、シカゴに流れ、ルイ・アームストロングなどが、ジャズ音楽を作っていきます。このようなスイング感のある音楽は、白人も取り上げて、1935年に、ベニー・グッドマンが楽団を組んで、スイングして大勢がダンスを踊る楽曲を演奏し、『スイング時代』が到来しました。1940年代には、楽団演奏に飽き足らない黒人ミュージシャンが、ライブハウスで、『ジャム・セッション』し、自由な即興演奏（アドリブ）を競いました。これを『ビバップ』と称し、サクソホーン奏者のチャーリー・パーカーなどが輩出しています。1950年代になると、アドリブ演奏を駆使する名プレーヤーがニューヨークを拠点に演奏を競いました。有名なレーベルであるブルー・ノートからは、マイルス・デイビス、キャノンボール・アダレイ、アート・ブレイキーなど多くの名プレイヤーが輩出しました。

会員は、コロナ感染を避けるため、全員マスクを着用して参加しています。

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